正しい洗顔の方法
肌を美しく健康に保つためには、正しい方法で洗顔をすることが大切です。素肌が美しくなくては、いくらメイクを重ねても透き通るような肌の質感は生まれません。正しい洗顔法をマスターして、肌トラブルのないきれいな素肌を作りましょう。
洗顔のポイントは、肌を擦りすぎないことです。なんとなくゴシゴシ洗わないと綺麗になったような気がしないというのもわからないではないですが、ゴシゴシと肌を擦ってしまうと肌に不要な刺激を与えてシワやたるみなどの原因になったりもします。そこで、擦らずに肌をきれいにする方法としておすすめなのが、泡洗顔です。まず、洗顔料を手に取ってしっかり泡立てます。普通に手を擦り合わせて十分な泡を作るのが難しい場合には、泡立ちネットなどを使いましょう。ネットを使えば簡単に驚くほどふわふわの泡を作ることができます。ホイップクリームのようなきめ細かい泡が手のひらにこんもりするくらい作れたら、その泡を両手に取り、優しく肌全体に乗せていきます。きめ細かい泡になった洗顔料は、乗せるだけで肌の汚れを浮き上がらせる効果があるので、それからやさしく指の腹などを使って、かおの内側から外側へ向けてマッサージを行います。洗顔料をしっかり泡立てることで、このときの摩擦を防ぐ効果もあります。
十分に汚れが落ちたら、丁寧にすすぎをします。すすぎは、洗顔におけるもう一つのポイントです。すすぎ残しは肌に良くありませんので、毛穴に入り込んだ洗顔料も残さないように丁寧に何度もすすぎをしましょう。大切なのはこの時のお湯の温度。汚れをきれいに落とすためにはいきなり冷たい水ですすぐよりもぬるま湯で落とした方が効果的ですが、お湯の温度が熱すぎると必要な皮脂まで落としてしまって乾燥肌の原因になってしまいます。肌の温度よりも少し低い32度から35度くらいのぬるま湯が適温です。入浴中に洗顔をする場合、つい熱いシャワーをそのまま顔にかけてしまいがちですが、洗顔のときには温度を少し下げるようにしましょう。洗顔後はタオルで押さえるように水分を拭き取って、すぐに保湿をします。せっかく肌に優しい洗顔をした後にタオルでゴシゴシ擦っては意味がありませんから、最後まで優しく肌を扱うことが大切です。