化粧水・乳液で保湿
保湿の基本となるスキンケアが、洗顔後の化粧水と乳液です。洗顔の後、習慣のように適当に化粧水や乳液をつけている人も多いと思いますが、実はスキンケアでも最も重要なのがこの工程。高いパックや美容液、エステなどに手間をかけるのもいいですが、洗顔後の化粧水と乳液をつけるときに手を抜いては絶対にきれいな素肌は手に入りません。
化粧水をつけるときポイントは、まず洗顔後すぐにつけること。洗顔してタオルで拭いた後は、肌から一秒ごとに水分が失われている状態です。肌の内側を乾燥させないためにも、すぐに化粧水をつける習慣をつけましょう。入浴時に洗顔をするという人は、タオルで拭いて、着替えて、髪を乾かしてから化粧水をつけている場合ではありません。できればガウンなどを羽織ってとりあえず化粧水をつけるのが理想です。つけ方については、手でつける場合とコットンを使う場合があり、好みに応じて使い分ければよいのですが、手で付ける場合には手に取った化粧水を手のひらになじませて、顔全面を覆うようにつけます。決して手で顔を擦るのではなく、手のひらの化粧水を肌に押し込むような感じで優しくつけてやりましょう。肌の表面が水っぽくなくなるまでつければ、肌の奥に浸透した証です。コットンで付ける場合には、たっぷりの化粧水をコットンに付けて、軽くパッティングしながらつけるのが一般的です。薄く何枚かに裂いたコットンに化粧水を含ませて、パックのように顔に置き、数分間置いておくだけでもかなりの保湿効果があります。コットン派の方はぜひ試してみてください。いずれにしても、化粧水は分子の小さいものが浸透力が高く、肌の奥まで潤してくれます。また、毎日使うものなので、低刺激のものを選ぶようにするとよいでしょう。
せっかく化粧水で潤した肌が乾燥してしまわないように、乳液などでカバーすることも大切。肌の表面を覆って水分の蒸発を防ぐ乳液は、化粧水のように大量につける必要はありません。表記されているとおりの量を手に取り、肌が乾いてしまう前にムラなくつけてやることで、乾燥を防いで保湿効果が格段にアップします。